電脳形成外科
ようこそ電脳形成外科へ
小児形成外科医 ドクター鈴木のサイト
『電脳形成外科』は作者が昭和大学医学部形成外科に在職していた1998年に作成したのが始まりでした。
恩師である鬼塚卓弥教授が定年退職された時期です。鬼塚先生は昭和大学に形成外科を創設し、一代で大きな教室に発展させた日本の形成外科創設期の巨人です。
そして、わたしは2000年に昭和大学から千葉県こども病院形成外科へと移動しました。そこで、電脳形成外科は千葉県こども病院形成外科を紹介するページとしました。その頃は、こども病院の公式サイトが整備されてない状況でした。
その後、こども病院の公式サイトも充実しまして、その中の形成外科のページがオフィシャルなページです。
「電脳形成外科」は、こども病院形成外科の紹介サイトとしては、使命を全うしたと考えています。
サーバーも移転して、言わばメモリアルとして残しておくものです。
管理者 小児形成外科医 鈴木啓之
形成外科ではどのような診療をしているのか
『形成外科』という診療科の名称には、皮膚科、眼科、耳鼻科のような身体の“部位・臓器”が入っていません。
そのため、形成外科って何をするところなんですか?ときかれることもありました。
形成外科を説明しますと、
『身体の体表面に生じた組織の異常や変形、欠損などに対して、機能的、形態的な改善を図る医療を行います。そして、その治療は、患者さまの心理的な苦痛・悩みを取り除くことにつながり、患者さまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献します。』
ということになります。
小児形成外科で主に扱う疾患一覧
形成外科の対象疾患は数多くありますが、なかでも、小児の形成外科領域では、
唇裂・口蓋裂
副耳、耳介の変形、小耳症
頭蓋骨癒合症(脳外科と協力して)
体幹部:胸部の漏斗胸、腹部の臍ヘルニア、出べそ
手足の先天異常:多指症、合指症、多合趾症、斜指症
母斑、皮膚良性腫瘍、瘢痕ケロイド
などを診療しています。
なお、成人の形成外科診療では、外傷、熱傷、がんの手術後の再建手術 も重要な領域です。
小児病院では、先天異常の治療が主体であり、各施設のマンパワー、機能・設備の範囲内で外傷には対応しているといった状況でしょう。
なかには、埼玉県の小児医療センターのように、形成外科とは別に救急センター内に外傷診療科を設置して分業しています。
疾患と治療
What's new
2021年11月:サーバー移転しました。Google サイト上に移りました。
勤務先の千葉県こども病院形成外科のサイトも徐々に充実してきまして、このサイトの役目の一つであった「こども病院形成外科の紹介」という役割は終了します、
2018年12月:千葉県こども病院に「口唇口蓋裂診療チーム」発足
口唇口蓋裂では複数科によるチームアプローチが必要です。
われわれは小児専門病院でしかできないチーム・アプローチを当然の如く実施してきました。
インターネット上の医療情報の利用
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